労働組合の人材育成について

組合員自らが組合活動を通じて自己成長を感じられる組織を目指して

春闘の低迷、組合員の働く意欲の変化、組織率の低下、組合員の組合離れ、活動のマンネリ化に直面していませんか?こんな時代だからこそ、組織を支え、導くための人材育成が組織の未来を左右します。

j.union株式会社は、労働組合の活動にかかわるすべての人が「自己成長」を感じられるような活動の支援を目的に、労働組合の教育活動の考え方や取り組み方のほか、具体的な内容まで、4,200以上の組織の活動支援実績をもとに各労組の事情に合わせてご提案いたします。

労働組合が行う人材育成とは?

労働組合の活動を通じて、活動に参加する方々が主体的に取り組むことの重要性を学び、行動できるようになることが、労働組合が行う人材育成のめざすところと考えます。

参加者の自律を促し、主体性を引き出し、自ら行動できるための3つのポイント

理由づけ

対象者に「なぜこの活動を行うのか?」「どうしてこの取り組みが必要なのか?」を十分に説明する

選択

「何がしたいのか?」「そのためにはどのようなスキル、知識を身につけたいのか?」本人の希望や方向性を確認し、組織の役割・期待とすり合わせる

承認

「あなたはできる!」「可能性がある!」「こんなにできた」「まだできる」など認め、励まし、勇気づける

やる気:組合活動の意義を理解、納得感を高める
やり方:知識やスキルを習得する
行動:実際の組合活動で実践する
ものの見方:ものごとを両面思考する

組合役員対象の場合

  • 組合員に組合活動を理解、関与してもらえる活動ができ、現場で頼られる人材になる
  • 労働組合の活動を通じて、組合役員自身が成長する(自己成長感を得る)
  • 活動の楽しさ、役割の重要性を理解して、主体的に取り組みができるようになる

組合員対象の場合

  • 組合員の一人ひとりのレベルアップを図り、組織(会社・組合)の強化を図る
    ※組合員が付加価値の高い仕事ができるように人材を育成することで、雇用や賃金を守る
  • 会社が行えない研修・育成などに対して、労働組合が補完的な役割を担う
    ※会社の人材育成は仕事に直結し、短期的に効果が出ることを期待し、また特定の社員などへ選抜型で行うなど、全体の底上げや幅広い育成が行えていない場合が多い
  • 育成の場を通じての交流、人脈、人間関係づくりに結びつける
    ※横断的な交流の場を設けることによって、部門を超えてつながりを持つきっかけとなる。

参考:「人を伸ばす力」~内発と自律のすすめ~ エドワード・L・デシ/リチャード・フラスト 1999年新曜社

j.union専属講師はこちら