ねらい
最近、メンタルヘルスの悪化に伴い長期休業明けの復職者対応で困っている組織が増えています。
それには、当事者の病気再発の問題と、周りがどのように当事者に接していいのか分からないという二つの問題があります。
どちらにしろ、必要なのは環境改善です。
うつになる三つの要素は「気質、(過去)イメージ、環境」です。
気質やイメージに関しては、当事者で個別対応ができますが、環境となると当事者の力だけではどうにもならず、周りの人間の力が必要です。
そのため、本人がいくら自宅療養で元気になったとしても、職場に戻ると再発を繰り返すのです。
誰もが安心して働け、本音や悩みを打ち明けることができ、ストレスを一人で抱え込むことのない、
笑顔や笑い声があふれる職場環境がメンタルヘルスの対策、ひいては働きがいの向上のためには不可欠です。
そのような職場を実現するためには、気持ちを聴いて安心感を与えられる人(リスナー)を職場に増やすことが重要です。
リスナーとは、アドバイスや指示をあまりせず、相手に「この人に聴いてもらって安心した、この人になら本音を言える」と
思わせる聴き方ができる人のことです。
本セミナーは、一人ひとりの聴き方の癖をチェックし、スキルを獲得できるよう、従来のリスニング講座より
人数を絞りトレーニングの時間を長く設定しています。
「聴く」ということが本当にできれば、組合員の相談を受けるとき、答えを与えることなく相手の自己決定を導くことも可能です。
これからの労働組合の執行部には必須のスキルです。
ポイント
- 情緒支援(コミュニケーション)とメンタルヘルスの関係が理解できる
- 自分の聴き方のさまざまな癖に気付く
- 相手の本音を引き出す聴き方が理解できる
- 筑波大学大学院の宗像恒次教授が開発した対人関係スキル(SAT理論)をベースにしている
セミナー時間
1泊2日
参加人数
スキル向上のため少人数開催をおすすめします(おすすめの人数は20人程度)。※ご相談ください。
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セミナーの準備物
- レイアウト:アイランド形式
- 主催者準備物:レジュメ印刷、プロジェクター、講師用マイク
- 参加者:筆記用具