労働組合の相談活動機能 ~ リスニング実践による情緒支援ネットワークの構築 ~

ねらい

社会経済生産性本部の調査結果によると、企業における「心の病」の増加要因は①職場でのコミュニケーションの現象②職場での助け合いの現象③個人で仕事をする機会の増加です。悩みや問題を抱えても、相談するあてがなく途方にくれている組合員の姿が想像できます。
組合員の不満の聴き取りや悩み相談は、労働組合の活動のひとつです。また、そのような活動はメンタルヘルスの予防に非常に有効です。しかし、聴き方を間違えると、相手は逆に心を閉ざしてしまいます。
当講座では、相手中心かつ相手の気持ちを聴くリスニングスキルについて学びます。ソーシャルスキルのリスニングスキルは、カウンセリングスキルを応用しているので、悩み相談などに非常に効果があります。本物の共感は相手に安心感や癒し、信頼感をもたらします。今、組織においては、そのような情緒的な支援の輪の構築が急務なのです。
また、当講座は厚生労働省の4つの指針における「ラインケア」に必要なスキルとして対応できるものです。

 
 

ポイント

  • 情緒支援(コミュニケーション)とメンタルヘルスの関係が理解できる
  • 実践的なリスニング研修であり、すぐスキルを活用できる
  • 相手にモチベーションを与える聴き方ができるようになる
  • 筑波大学大学院の宗像恒次教授が開発した対人関係スキル(SAT理論)をベースにしている

カリキュラム案

  1. 話を聴く態度(効果的沈黙ゲーム/ペアワーク)
  2. 心理テストによる自己理解と結果分析(個人ワーク)
    ①情緒支援ネットワーク尺度 ②自己抑制行動特性尺度
  3. 心の病の要因と労働組合に求められる活動
  4. 情緒支援ネットワークとは
    ①「聴く」と「聞く」の違い ②気持ちを聴くということ
  5. リスニングスキルを支える4つの基本姿勢
    ①観察法(キーワードとキーメッセージ)②傾聴法(心のブロッキング/個人ワーク)
    ③確認法(テーラーリング、ミラーリング)④共感法(共感、同感、同情の違い)
  6. レッツトライリスニング(ペアワーク)
  7. まとめ(労働組合が行うメンタルヘルスへの取り組み)

※4のワークで時間調整します。


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